私たちが病気になる時

私たちが病気になる時、3つの要素が考えられます。

■1つ目の要素は 「人間の抵抗性」

私たちが抵抗力を持っていれば感染しても発症しません。
癌を克服してきた方々は 体を冷やさず、適切な運動をし、肉や魚の過食を避け玄米菜食を中心に体に負担をかけない暮らしをされています。
逆に言えば、コロナに対する恐怖心、日頃の低栄養、過労、解熱鎮痛剤の安易な内服、コロナ治療時のステロイドの過剰投与等は抵抗力を下げてしまうと思います。

■2つ目の要素は 「環境」

①病原体が増えやすい環境
病原体が増えやすい環境は、換気が不十分で、乾燥し、寒く、人が密集する空間。

②人間が抵抗力を発揮しにくい環境
人が抵抗力を発揮しにくい環境問題は、医療を提供する体制の問題です。
入院治療が医療費を引き上げるとして、国は医療費抑制政策の柱として、入院患者を減らす政策をとって来ました。
肺炎や脳卒中、心臓病などの急病の方を治療する急性期病床を削減し、その一方、高齢者に対応する療養病床を増やし、さらに在宅医療を進めてきました。
このように、急病に対応する入院ベッドを減らした事によりコロナ感染症に対応できなくなりました。
さらに大きな問題は、コロナウイルス感染症を「指定感染症」に認定したために、
コロナと診断された方を重症者も軽症者も入院させてしまい、数少ない急性期病床が埋め尽くされ、重症者への十分な治療が出来ず死亡者が増えてしまいました。

■3つ目の要因は 「病原体」

コロナウイルスは昨年1月から日本で流行し始めて、現在 累計患者さんが日本国内で約78万人。
一方 例年流行するインフルエンザは 2~4か月で 日本国内約1000万人が感染することから、コロナウイルスは感染の広がりが遅いウイルスです。
感染者の8割から9割が軽症か無症状です。
重傷者は、病状の進み具合がインフルエンザで亡くなる方よりも少し早い印象です。
背景には、先に述べた医療提供体制の問題で十分な治療が受けられず、また、治療薬の副反応も懸念されています。

少なくとも 道端でバタバタと倒れたり、亡くなっている状況ではありません。
インフルエンザウイルスでもコロナウイルスでもどんどん変異していきますが、
冷静に考えれば、決して怖いウイルスではないようです。

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